渋谷 七セント半

レトロファッションやインポートなパジャマ、こだわりMade in Japan製品の話

寒空の下のバスローブ Canyon Group Bath Robe

Canyon Group(キャニオングループ)のシェニールローブですが、予定より遅れての入荷となりそうです。
昨日、お伝えしたばかりなのにごめんなさい。

昨日の深夜(時差があるので)に連絡がきていて、寒さのせいで生産が予定通りに進まないとのことでした。
どういうことかというと、染色したシェニールが、なかなか乾かないって話です。

お待たせしているお客様には、本当に申し訳ないと思います。
「寒さとか想定内でしょ?最初から考慮して納期を決めてよ。」とも言えます。
正論でしょう。
納期を約束して、お客様からご注文をいただいていたとしたら、私もきっとそう言います。
でも、こんな時にそう言わなくてもいいように、ご予約をいただくとしても納期の約束は最初からしません。
この手作りシェニールに関しては、私の中では世知辛い俗世間からはかけ離れた存在であってほしくて、ギスギスしたくないんですね。

話はそれますが、昔は日本の染物も、川で洗われて、川辺に干されていたんですよね。
今も昔ながらの、そんな方法で染められている物もあるでしょうが、環境が許さなかったりして、洗濯乾燥機的なものが利用されていたりすることも多いのではないでしょうか。
それがいいとか悪いとか、染色のクオリティがどうだとか、そんなことは私にはわかりません。

ただ、風流じゃないなと。
なんか、ちょっとガッカリかなと。
プロセスありきでグッとくるってこともあるよねと。

それを、お客様にも理解してほしい…なんてことは言いません。
「理解」には限界があります。理性で納得するってことは、妥協や諦めが伴うから。
左脳でなく、右脳で感じてくれたらいいかなぁ。
遠く離れたアメリカの寒空の下で、日本に送るために染色したシェニールが乾くのを、気をもみながら今か今かと待っている職人さんたちの姿を思い浮かべれば、そんな時間を共有しながら待ってる時間もまた楽し!なんて思ってもらえたらスゴク嬉しいです。
それが、手作りシェニールの真の愛好者ってものかも。

年のせいか、最近なんかシャベリが説教じみてきた…。しかも、納期遅延してるのに、もしかして私、上から?

今日も、私の講釈たれにお付き合いくださった皆さまには、3月末までには出荷されるはずのキャニオンシェニールの新しいデザインをお見せしましょう。
といっても、現物がまだないので、こんな感じで。

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どぉよ。

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